メッセージ:2014年7月〜9月  

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関西フィルハーモニー管弦楽団 いずみホールシリーズVol.34
〜R.シュトラウス生誕150年記念〜(2014/7/8)によせて

−飯守泰次郎−

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飯守泰次郎です。7/8は関西フィルハーモニー管弦楽団のいずみホールシリーズで、R.シュトラウスの生誕150年を記念するコンサートを指揮いたします。

プログラムの最初は、R.シュトラウス最後の歌劇である『カプリッチョ』から序奏(弦楽六重奏)と“月光の音楽”という、室内楽的な作品です。

そして、オーボエ協奏曲では、ソリストにイヴァン・ポディオモフさんをお迎えします。ロシア人である彼は大男で実に美男子であり、心を込めて楽器を鳴らすその姿の美しさ、そして奏でられる音楽の素晴らしさの両方に、おそらく誰もが心奪われずにはいられないと思うほどです。

オーボエ独奏のイヴァン・ポディオモフ氏と
オーボエ独奏のイヴァン・ポディオモフ氏と

プログラム前半でシュトラウスの創作の中でも後期の2作品をお楽しみいただいたあと、コンサートの後半では交響詩『ドン・ファン』、そして歌劇『サロメ』から“7つのヴェールの踊り”を演奏します。シュトラウス初期の見事なオーケストレーションを堪能していただけると思います。

後半2曲は、かなり大編成のオーケストラになりますが、いずみホールの美しい響きを活かせるように配慮してリハーサルをしてまいりました。

関西フィルと私は、数年前になりますが、歌劇『ナクソス島のアリアドネ』を、関西フィルの“ドイツ・オペラ・シリーズ”、関西二期会公演、そして新国立劇場地域招聘公演、と繰り返し上演し、経験を積み重ねてきました。また交響詩の分野でも『ツァラトゥストラはかく語りき』などの大作にも取り組んできました。今回は、シュトラウス前期と後期の選りすぐった4曲で、変幻自在のシュトラウスの音楽をお楽しみいただけることを期待しています。
いずみホールでお待ちしております。

 
飯守泰次郎

 
 
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